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利尻昆布

わたすはうどん一杯作るのにも出汁を利尻昆布、瀬戸内海のいりこ、
カツオの厚削り節を使う。
利尻昆布はいつも合羽橋の食料店で調達していた。
ところがその店は半年ほど前から利尻昆布は置いて居ない。
「どうして近頃、利尻昆布が置かないのか」と尋ねると
昨年、利尻昆布の不漁で手に入らないと言う。
 
しかしネットでは結構出まわっている。かなり、お高いのだが・・・。
その合羽橋の店は500グラム3千9百円位だったと記憶している。
昆布500gは結構な量である。一般家庭では1年近く持つはずである。
 
仕方なくその店の一番高級な昆布にした。500gで3千2百円程だった。
“道南産”と書いている。“日高昆布”ではない。日高昆布は別にあったから・・。
その道南産昆布は利尻昆布と比べて落ちる。値段も質も・・・。
 
利尻昆布は煮立てても変色もしないし、崩れない。
だから、おでんにも鍋料理にもそのまま入れっぱなしにする。
臭く為らないし濁らないからである。
 
うどん等で使った場合、昆布を捨てるのは勿体ないから細かくして醤油と
砂糖とミリンを入れて煮詰め、佃煮を作る場合もある。
添加物が入っていないから結構いける。
 
しかし利尻産と違い、この道南産の昆布は煮崩れを起こすし、汁が濁るので
鍋に入れっぱなしには出来ない。佃煮を作る気にもならない。

利尻昆布をネットで買おうにも合羽橋の店より2倍以上するので注文出来ない。
今度、店頭に出る時は値上がりしているのだろう。