我が故郷はマグロをシビと言う。シビとはキハダマグロの事を言う。
カツオ漁でキハダとかメジとかビンチョウが混じって釣れるのだ。
↑キハダマグロ、ヒレが黄色い カツオより大きい。
身もキハダで透明っぽい。
故郷ではマグロと言う言葉が無かった。
行商のおばさんが朝、漁港で仕入れられるマグロはシビしか無かった。
しかし母はタマにクロマグロ(本鮪)もスーパーで買ってきた。
流通が発達した所為だった。
大人になり好みはキハダからクロマグロに変わった。
しかしクロマグロは高い。
最近、住処周辺のスーパーで本鮪の子供であるメジマグロが出ている。
本鮪よりズーッと安くスーパーに出ていれば必ずブロックで買ってくる。
↑メジマグロ カツオと同じくらいか。
身は本鮪より透明感があってアッサリしていて美味しい。
色も味も本鮪とキハダの中間くらいだ。
これを食卓に出すと食べやすいから、真っ先に無くなってしまう。
だからツイ、ツイ、出ていると買ってしまうのだ。
今日も食卓に上がった。
カツオと違って日持ちする。と言っても2日ぐらいだが・・・。
本鮪が減っているから本来はメジマグロは獲ってはいけないのかも
知れないが・・・。
たまたま冷蔵庫に大根があったのでツマを作ろうとしてかぶらむきを
していたら、手が滑り左手親指を切ってしまった。
血が出てきたので慌てて輪ゴムを何重にも巻いてその場を凌いだ。
今後、ツマ作りをやる事は無いだろう。