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子供の頃、ごく僅かな種類を除き魚が嫌いだった。
魚が嫌いと言うより小骨を取り除くのがダメだったのだろう・・おそらく。

鯨は好きだったがいつの間にか捕鯨禁止になり食卓には上がらなく
なってしまった。
鯨のステーキは最高だった。魚と肉の中間の味である。
北海道の一部で流通している“トド ”も魚と肉の中間の味だと言われるが
未だ味わった事がない。
 
しかし鯨の種類に依り味が違って、美味しいのと今ひとつなのもあった。
それと部位により味が違うのは間違い無い。
ヒレにあたる所が美味しいのは間違い無い処だろう。
 
売られている鯨がどんな種類かは魚屋さんにも分からなかった筈で、
鯨は単に鯨だった。
シロナガスが美味しくてマッコウクジラが不味いと言う事も言われなかった。
 
以前、会社の宴会で渋谷の“元祖くじら屋”にてコースを一通り食べた事が
あるがあまり美味しいとは言えなかった。
少年時代に食べた鯨とは全然違っていた。
店員に種類を聞けばここに出ているのは全てミンククジラだと言っていた。
今、捕獲出来る鯨はミンクの他に1〜2種類だけなのだろう。
ミンクやイワシクジラなどは鯨と言うよりイルカだろうか?
 
母は鯨のキモ(レバー)をよく煮付けにしたがこれも美味しかった。
 
伝統の鯨食文化を欧米のヒステリックな圧力により消えるのは
理不尽だと少年時代に思ったモノだ。
↓広告ではない

↑ネットでアイスランドより輸入されたナガスクジラが売られている。
6キロ一万円とは一寸躊躇する・・・値段より量が。
一人150g食べたとして(実際は150gも無理だが)家族で600gしか消費
されず、十分の一しか食べられない事になる。
残りはカチカチのまま冷凍庫に残るはずである。
5キロの鉄アレイが家に有るがそれ以上の肉の塊である。
2キロ位で売られていれば注文するのに。