子供の頃、近くに住んでいた伯母の家には夏、4〜5日に一回ほど氷屋が来て
氷をノコギリでシャカシャカ切って20センチ弱の角の大きさにして運んでいた。
わたすが子供の時代、電気冷蔵庫は無く氷屋が氷を切って家庭に配るのだ。
そのシャカシャカ音は今でも覚えている。夏の風物詩だった。
伯母の家の冷蔵庫は木製で一番上の棚に氷を入れるタイプだ。
上から冷気が下へと落ちる仕組みで木製でもかなりガッチリした構造だった。
中にはアルミ板が貼られていたのか覚えてないがおそらく貼られていたのだろう。
わたすの家にはなかった。普通の家には置いていない。
伯母んちは、金持ちでは無かったが冷蔵庫は置いていた。
今でもその家は残っているが当然冷蔵庫は無い。
わたすが小学生の頃、電気冷蔵庫が我が家に来た。
冷蔵庫で氷が作れるのは嬉しかったものだ。
今は無いが町中で氷屋が存在するというのは贅沢な時代だったのである。
もちろん美味しい水が無いと駄目だが。
東京の水道では駄目だろうが・・・
冷蔵庫で作る氷は水はペットボトルのミネラルウォーターを使う。
水道水では浄水しても有り難みが無い。
荒川の水では駄目だろう。