マックス・フェルスタッペンが7月に初優勝してからFIが俄然面白くなった。
メルセデスが殆ど優勝していてその後にフェラリーが続く。
2強の中にホンダが割り込んだ。
ドイツとイタリアと日本・・・なんとWW2の同盟国だ。
敗戦国がF1で勝ち続けている・・・面白い話だ。
ホンダのテクニカルディレクターの山本さんか忘れたがオーストリアGPで
13年振りで優勝した時「少し先のエンジンに借りを作った」と言った時、
意味が解らなかった。最近になって理解出来るようになった。
F1では1基のエンジンで数試合戦わなければ成らないらしい。
通常1年のレースでエンジン3台までしか使用できなくて4台目を使うとペナルティーが
課せられるという。スタート順位が最後尾に成るのだ。
PU(パワーユニット)が1基で3〜4レース持たせねば成らないのである。
ホンダがオーストリアGPの時に無理して最高出力を絞り出したのだ。
そこ迄チューニングするとエンジンが持たない。
その結果、同エンジンのベルギークランプリでフェルスタッペンが
「パワーが足りない」と言ってきたのだ。
各部が限界近く摩耗していたのだろうと想像できる。
今週末のレースでホンダはスペック4の新エンジンを搭載したマシンを使う。
最後尾からのスタートだから5位にしか入賞できないとフェルスタッペンが言って
いる。冷静な男なのである。
今週のイタリアGPは直線ばかりなのでホンダエンジンは不向きだ。
ホンダも7月のオーストリアGPで無理をしてパワーを絞り出したことを理解していて
「先のエンジンに借りを作ってしまった」と言ったのであろう。
あくまでわたすの想像で有るが・・・