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カラー書籍広告

29日の朝日新聞夕刊に書籍の広告特集が出ていた。
ほぼ前ページに書籍広告が入る。
おそらく電通がクライアントに声を掛け、まとめたのであろう。
 
これだけだと何とも無いのだが、全てカラー広告だった。
書籍でカラー広告は滅多に出ないから目を引くには引いた。
しかし違和感がある。私には違和感だけが目に着いた。
最近こんなに酷いデザインは珍しいと思った。
品位が全く無く、スーパーチラシと変わらないセンスだ。


 
カラーにする必要が有るのか? 効果があるのか?
掲載されていた いずれの広告もカラーセンスが悪い。
ギッチシ詰め込まれていて窮屈で読む気はしない。
色同士ケンカしていて読みづらい。
てゆーより、色がない方がEー。
 
カラーにした事でインパクトも無く、文字も読みづらい。
センスの無いデザイナーがカラー新聞広告を担当すると
こういう具合になるんだなあ〜と熟々思った。
 
書籍広告など普通有能なデザイナーが担当しない物なのだろう。
カラーの特集にするにあたり、いつものデザイナーが担当したと言う処か。
 
優秀なデザイナーは文字の地色に必要以外に色を付けないし
文字にも色を付けない。
 
わたすは海外向けの印刷物を経験した事があるので結構、海外の
ドキュメント類(カタログ/広告)を収集し研究した。
文字の大きさ、文字の色、全体の色づかい、レイアウト、余白 etc.
 
向こうのデザイナーはシックで洗練されたデザインをする。
極端なまで虚飾を省く。それがデザインの仕事だと思っている節がある。
日本とは真逆である。生まれ育った文化の違い、環境の違いなのであろう。
 
目を引かせるにはワンポイントで色を付ける。空間は出来るだけ多く取る。
 
しかし、余白を多く取るとクライアントは、ここのスペースに
「この文章か写真を入れてくれ」となる事が多い。