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キャンプ旅

バイクを飛行機に載せて北海道に旅立ったのは2回ともこの時期だった。
8月末からの旅程で、全日空のスカイツーリングである。
この時期からだと費用が安くつく。
一番高いのは盆の時期で、盆を境に前後に離れていくと少しづつ安くなる。
まさに需要と供給の差なのである。
 
スカイツーリングを利用すると日数が大幅に短縮出来る。
北海道に行くまでの苦労も無くなる。
とても地続きで行こうとは思わないし、フェリーもしんどい。
(今は東京から北海道行きのフェリーさえ消滅した)
まさに美味しい処だけをつまむのである。
 
それとこの時期の旅は宿が取り易い。
綿密な計画を立てない行き当たりばったりの旅は
夕方に近づいてから宿に電話するのだ。
繁盛期なら出来ないし、有名観光地でも無理だ。
最初の渡道は携帯が無かった・・・てゆーか、わたすには。
公衆電話を探す事から始めなくては為らなかった。
 
利尻富士が何時も良かった。
 
2度目に行った時はテントを持って行った。
これで宿の心配は無くなると思っていたが、そうでも無い。
疲れるとテントをおっ立てる気にも為らないのだ。
テントは一人で建てるのは結構時間が掛かる。
2名だと半分以下の時間で済むのだが。
一人で組み始めると1時間以上かかる場合もある。
風があると、もっと時間が掛かる。
 
テントを組立てるだけでは済まない・・・
寝袋や食料、蚊取り線香、ランタン等々、色んな生活用具をテント内に
セットしなくては為らないのだ。結構、面倒臭くなって来る。
 
日暮れてからの設営は大変だから陽があるうちに立てなくては成らない。 
一度、到着が遅れて湖の湖畔で日暮れ時に設営を始めたことがある。
設営が終わった頃には暗くなっていた。
その日は夕陽がとても素晴らしかったが見てる余裕がなかった。
何の為にキャンプをしているのか悔やんだモノだった。
キャンプというのは日暮れ時が一番良いのだ。
まさに、この時のためにキャンプをするのである。
 
しかしバテると「今日はもうしんどいから宿に泊まろう」となる日が多い。
バイクのテント旅は特に大変だ。車の人らは荷物を運ぶだけで済むが・・。
 
バイクは荷物のパッキングそのものから荷解きをせねば為らず、
整理整頓の苦手なわたすには結構厄介な作業になる。
 
この時ばかりは気ままな一人旅も憂鬱になる。
設営より撤収の方がわたすはもっと時間が食う。
まだまだ修行が足りないのである。