ハロウィンがもうすぐだ。マンション管理組合から「ハロウィンの催しに協力してください」との通知が来ている。もちろん協力も参加もする気はないが。面と言われれば「私はブッディストですのでキリスト教の祭りには参加出来ません」と逃げ口上を打つつもりだ。── 大人げないと言われても仕方がないが嫌いな物は嫌いなのだ。
実家が世話になっていた寺の和尚さんは宗派の違う法華教の集まりにも招かれれば真宗の正装で参加する人だ。この和尚ならハロウィンの祭事にも協力するかも知れない。
わたすはクリスマスも好きではない。何故かと言うと12月になると何所もかしこも流れる“ジングルベル”が嫌いなのだ。耳にたこが出来、それが潰れ、うずくのだ。あのシーズンはスーパーに行くのもイヤになる。
わたすの通った幼稚園はたまたまキリスト系だったが、クリスマスにケーキを食べられるのが楽しみだった。
田舎の和尚曰く「死んだら天国へ行くと言われるが、それは違う 天国に行くのは洗礼を受けたクリスチャンしか行けない、我々が往生して行くのは極楽浄土だ」と言っていた。── なるほど。
