別冊太陽の「春画」を手に入れた。“好き者”ではないが春画に描かれている内容を活字で紹介されているのだ。
今までの春画本にもそのような解説はされていたのかは知らないが、中身には さほど興味は無く、ぺらぺらとページを捲るだけで終っていた。歳を重ねてくると内容や解説の方が面白く、立ち読むには惜しいと思い買ってしまった。あの局部のグロい絵は少々勘弁なのだが解説は中々面白いのだ。
「江戸は良いべなあー」あの階級社会では庶民でいる方がオモシレーベな。絵は断トツで歌麿でがんス。
もっとも、あれほど開放的だったとは思えないが・・。欲望や願望をエロ画にしただけかも。歌麿や北斎が好んで描いたとは思えず、やはり版元(出版者)の要望なのだろうな・・。
30年ほど前、ビニール本ブームがあったがあれはビニールを外して中身を見ると本当にがっかりした。
あーいうのは中身が最初から見れちゃうと誰も買わねーワ。みごと引っかかりました。
20〜30年前には春画も部分的に黒塗りされていたし、今では考えられないが、美術書でゴヤの「裸のマハ」が黒塗りされていたりする本もあった。あれは美術を冒涜する行為だべーよ。