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心地よい敗北

 全力を尽くした所で敗北に心地よい事など有るはずがないのだが、でも一つだけあるという。それは自分の子供が自分を追い越した時だという。
  子供が小学5年の時プールで競争をした。片道25メートルだった。途中までリードしていたがゴール手前、私の前に人が入ってきてスピードを落とさざるを得なかった。ゴールは子供が先に入った。ジャマが入ったと言ってもう一度 勝負した。2回目にゴール近くまた私の前にジャマが入りスピードを落とした。3回目は疲れて勝負出来なかった。やれば負けていただろう。
 自分では負けたつもりはなかったが子供は勝ったと確信していた。保育園の頃から週一でスイミングに通わせていたので普通の子より早いはずだがこっちも短距離走者だった。子供の前で言い訳するのはみっともないし、惨めになるからヤメておこう。それが大人というものだ。でも、決して心地よくはなかった。もう14〜15年前の事だ。

マンションの中庭のアジサイがが見頃になった。



8年経ったから今年が今までで一番見ごたえがある。でも見頃は今日あたりまでだろう。