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告知

 その昔、ある大学病院の医者が患者の高僧にガンと告知した。もちろん有名な寺のかなり高い地位の人だと分かっていたので十分大丈夫だと判断しての告知だった。しかしその高僧はそれを聞いた途端に腰を抜かしてしまい一人で歩いてきたのに立つことも出来なくなったという。それほど「ガン告知は難しい」というような記事で読んだ・・・。
 わたすの場合、考えたがやっぱり知らせて欲しい。このことは昔からブレていない。まだやりたいこともあるし行きたい所もある。もし、余命3ヶ月といわれれば治療などで頑張って4ヶ月、5ヶ月に延命する選択肢もある。でもわたすは家族に拝み倒して旅に行かせてもらう。最後の頼みぐらいは聞いてくれるだろう。最後の旅を何処にするか考えるのも楽しみだ。
 旅の空の下、行き倒れになっても良いではないか。オマエの本望じゃないか・・・。その前に痛くて舞い戻って来る可能性があるが・・いや十分ありえる。精密検査をすればガンの一つや二つは出てくるはずだ・・これほど不摂生な生活をしているのだから。その際、今のうちに散骨を誰に頼むのかなどを考えておかなくては。
 やはり挙式の立会い人役をお願いした旧友のTさんしかいないなー 10年以上会っていない人に電話でその事を頼みずらいなーやはり。