ホームページ http://mamo-007.sakura.ne.jp

テレ朝 「先生も悩んでます」

大嫌いな松岡修造と長島一茂の番組がやっていた。チャネルを直ぐ変えるつもり

だったが気になる所があって途中から最後まで見た。

タイトルが「聞いてください!先生も悩んでます」だった。

松岡も一茂もまともな意見を言っていた。

現役教師は部活動はボランティアで保護者のクレーム対応や給食費の未納対応で

未納保護者へ対応せねばならない等、モンスタークレーマー対応などの先生の

悩みを語っていた「何故教師がやらなくてはいけないのだ」と川淵三郎も言っていた

が同感だった。

 

うちの父も弟も教師だったので最後まで番組を見てしまった。

親父と弟は同時期に教師をやっていたが赴任先は別だった。

弟は結構遠い地域に赴任され単身赴任になった。若い時に遠くに飛ばされれば

年を取れば、居住地域近くに戻れたと言っていた。単身赴任は一回限りだった

と思う。

家に「先生お願いします」と電話があり母が「どっちの先生ですか?」と対応した

そうだ。今の教師は父の時代と大違いだ。

父の悩みは暴力沙汰を起こす生徒に対してだったがその生徒が卒業して家に挨拶を

しに来きた時は喜んでいた。

弟の時は赴任する学校が一番の問題だった。

地域性で問題の多い学校に赴任した時や同和地区に赴任した時は結構苦労したと

言っていた。生徒が万引きなどをすると警察に行き生徒を引き取りに行ったり

聞き取りで夜、8時9時まで事情聴取されたと言っていた。

それを聞いた時、わたすは「オレには出来無いな」と感想を述べた。

 

この番組を見た教師志願の人らは「教師になるのは止めようかと思うのでは」と

思った程だ。

 

弟も定年退職した後も教師を続けている。担任を任されたが一年で担任を

御免被ったと言う。臨時教員の身で担任を持つと毎日8時9時までやるのだ。

法事の件で夜8時過ぎに弟の自宅に電話した時、まだ戻ってないと言われた。

次の年から希望しバイト待遇になって6時頃帰る事が出来たという。

 

親父の頃は夏休みや冬休みは殆ど休めたが今は出勤だという。

教師の良い所は夏休みと春休みと冬休みなのにそれが無くなってから

用もないのに学校に行かなくてはならなくなったそうだ。

で「夏休みに学校に行って何をするのだ」と聞くと「やる事は何も無い」と言う。

教師がEー時代だったのは親父までの事だ。教育委員会が変な事を推し進める。

 

親父はあまりに安い給料の為に夏休み内緒で生徒たちを集めて英語の補修授業を

やっていた。夏休みに家に10人くらい集めて2時間ほど授業をやっていた。

おかず代の足しになったのかも知れない。

夏休みの午前中は昔の家は海風が入りとても涼しかった。

 

今は教師の給料は良くなったが、当時は酷かった。特に親父は安かった。

師範学校を出ていなかった所為だ。

田中角栄は公務員の給料を上げる事によって公務員も味方にしたのだ。

角栄が総理に成ってからボチボチ親父の給料も上がってきた。

やはり子分を手なずけるのは金だ・・・今でも言える。