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天然うなぎ

去年わたすの誕生会のどこかのお店で娘たちに「一生で一回、天然うなぎを
食べてみたい」と話した。
それを聞いた娘らは今日、父の日の会と妻の誕生会とを一緒にしてお祝いを
してくれた。妻の誕生日は少しズレていたが・・・
毎回、皆の都合の付きそうな土日にやるので何時もの事だが。
 
初めて食べる天然うなぎは不味い訳は無い。
前から言っているがわたすは漁港近くで育ったので養殖物が苦手なのだ。
ハマチの養殖物やチリ産の養殖サーモンなどは気持ちが悪くて食えない。
 
生まれた家の直ぐ近くに小さな漁港が有り両隣の地域にも漁港が有る。
なので魚は天然物しか食べたことが無かった。その所為だろうか?
うなぎは18歳になるまで口にした事が無かった。東京に出る時、
新幹線の新大阪駅で食べたのが初めてだった。
勿論養殖物であったが・・・。
 
故郷には鰻は出まわっていなかったのである。
田舎に帰省する都度、何度かそこの新大阪の店で鰻の蒲焼きを食べた。
この味が標準だと思っていたが天然物の鰻は食べたことが無いから知らない。
一度くらい味を知って置きたかったので親孝行させるつもりで
去年、娘に最初書いた言葉を言ったのだ。
その事を子供が覚えていたのだ。まさか実現するとは思わなかった。
子どもたちは「坂東太郎」と言うブランドの養殖物を頼み、我々夫婦だけ
天然モノを注文していてくれた。すべて予約時に注文するのだ。
「坂東太郎」でも7千円もする(うな重、肝吸い、お新香、骨の炙り)で。
天然は時価になっている。実はそれの値段が一番知りたかった。
  
最初出て来たのは鰻の骨の炙りだった。これはさほど旨いとは思わなかった。
随分待たされる。最初の蒲焼きは「坂東太郎」が出て来た。
子供の分を少し味見をする。ま、普通のうなぎより旨い。

↑四つ木の店のホームページより 台の色を何とかしろよ この様な色では無い。
  
その後、我々の天然がやっと出て来た時には子どもたちの重が無くなって
いて満腹になっていたらしく我々の天然モノは殆ど食べられなかった。
わたすは半分くらいで満腹に成ったが子供らも限界だと言うので全て
平らげた。
この店の最大の欠点は同時に出て来ないという事だ。店員のミスだろう。
我々家族は注文したものを何時もシェアーするが2、30分遅れて出て来た
ためシェアーは出来なかった。
 
天然モノは一切、嫌味な臭みがしなく甘かった。
「天然モノは泥臭い」と言われるが全く泥臭くは無かった。
最後に領収書を手にした子供たちにそれを見せろと言ったが見る事は出来
なかった。
まあ今後、天然鰻を食べる事は無いだろう。宝くじに当たらない限り・・・
宝くじを買わないのに当たるわけは無いのだが。