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お迎えはまだ早い

朝方、夢を見ていた。
少年の私が母の里の近くを祖母を連れて歩いていた。
50年前に無くなった父方の祖母の手を引いていた。
顔を見たわけでは無く祖母かどうかハッキリしなかったが・・・。
川沿いの堤のような場所だった。
「あそこの白い家がお母ちゃんの生まれた家だよ」と私が話していた。
祖母が母の実家に行ったことが無かったのかもしれない。
 
しかしそんなシチュエーションは考えられない。
母の実家は白くは無かった。夢で見た家は今風になっていた。
当時、母の実家まで歩いて来れるわけは無かった。変な夢だ。
 
わたすは “おばあちゃんっ子”だった。
しかし一度も夢枕に祖母の姿は出て来た事は無い。

手をつないで歩いていると言う事は祖母としか考えられない。
物心ついた頃から親と手をつなぐという事は無かったから・・・
 
急な下り道で大きな石がゴロゴロしている所で手を離しジャンプした時、
“おばあちゃんらしき人”が消えてしまった。
急いでその場所に戻った所で目が覚めた。
 
何だ、一体どうしたのだ・・・まさかお迎えに来たわけじゃ無いだろうな。
お墓参りに来ないからと言って迎えに来ては行けないよ。まだ早すぎる。
ここの所、体調が今ひとつなので気になる。
 
朝方はいつもうつら うつらしている。
寝ているのか起きているの中間位の時によく夢を見る。
寝る前にトイレに行き忘れた早朝、必ずと言ってEーほど目が覚める。
目が覚めると寝ようとしても眠れ無い日が続く。