ホームページ http://mamo-007.sakura.ne.jp

引き潮

場所は最初、田舎の海岸だった。かなり潮が引いている。
面白いから沖の方まで小走りでいった。しかしどんなに引き潮の時でも
こんなに引く訳がない。「おかしい 変だ」
陸の方を見ると街中に凄く大きく高いビルが一つ建っている。
田舎では見た事の無いあり得ない程高いビルだった。
 
別の方角を見るとなぜか都会に変わっている。東京湾からの眺めになっていた。
品川方面にこれまた見たことが無いほど高いビルが建っていた。
あの辺は高さ制限があり50階以上は無理なはずだがドバイのビルのような
高さだ。田舎と東京がゴッチャに成っていた。
 
先ほどの海岸に引き戻され沖を見ると信じられない高さの津波が来ている。
3.11の津波のようではなく映画に出て来る津波だ。
やばい、海岸まで随分離れている所に来ている。
引き潮で沖に出た為、通常の海岸まで100m程ある。陸に上がらなければと思い
走り出そうとしても走れない。気はセクが体が付いて来ない。
 
斜め後ろを見れば30、40メートルの高さの津波が迫っている。
諦めて真後ろを見ようとしたが首が回らない。
そして津波に巻き込まれ呑まれてしまった。
息が続かない一回呼吸をしたが直ぐ海に呑まれた。
その後だ 目が覚めたのは。
うつ伏せだったので真後ろが見えなかったのだ。
直ぐ忘れるので起きて直ぐ書き残した。2、30年後の現実だろう。
てことはわたすの最期の事か?
 
その前の夢もかなりリアリティーがあったが壮大なスペクタクル物では無く、
超現実的な定年リストラ物だった。
夢のある夢など全く見る事は無い。