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逃げた福島の原発職員

福島第一原発の事故当時、吉田所長の待機命令に違反して9割の人間が
現場から撤退したという。一時、職場放棄したのだ。敵前逃亡だ。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」を「福一原発、みんなで逃げれば
怖くない」と言う事を地でいった格好だ。
 
大衆心理としては解る「多い方に付いた方が安全だ」と考えたのか?
しかしその時、どういう状況だったのか詳しく知りたいものだ。
9割も人が動くという事は誰かが指示を出していたのか?
それとも自己判断で個人個人が動いたのか? 
命令が誤って伝わったのか?そもそも伝わってなかったのか?
おそらく誰かが「逃げよう」と動いてそれにつられて行ったのであろう。
  
職務命令違反であろうと9割の人間が同じ事をしたなら査問されずに済む
だろうという心理が働いたのかも知れない。
今後のためにも大衆心理研究者がこの時の状況を一人ずつ聞き取り調査すべきである。
  
全く韓国船事故(船長以下乗組員全員逃げだし事件)を批判できた物では
無い。

朝日の記事が出なければ東電も国も隠し通すつもりでいたのだろう。
官邸はリークした人間を探しているらしいが、今後も真実を隠し通す考えなのか?
 
韓国政府は自らを自己批判している。船長や関係者の処罰だけでなく
オーナーの資産を没収するらしい。

日本はというと当時の東電幹部連中などは、たんまり退職金貰って海外移住
している奴もいると言う。 
 
今日の朝日にも「吉田調書」の件の記事を読むと
非常事態に誰も事態の把握、適正な指示、原子炉システムの詳しい仕組みが
解る人間がいなかったという。
無能ばかりだったのか? 700人もいたのに・・・
 
ヒーローにまつられていた吉田所長が一転し、今度は彼一人がスケープゴートにされる可能性も出てきた。
 
結局の所、福一事故の検証も全くされていないのに、また同じ規模の地震
津波が来れば原発をコントロール出来ず福島の原発と同じ事になるという
事である。
それでも再稼働を進めると言う この国とは・・・