そこはこの場所だった。対岸からのショットである。
ねずみの国だ。
ここに好く行く大人は「精神を煩っている病人だ」と
あるネットに書かれていた。
わたすは子供が保育園の時、一度だけ行った事がある。
芝生に寝っ転がって秋空をボーッと眺める。
流れていく雲を見ていると、いろいろ煩わしく頭を悩ませる問題の多い
現実なのだが、その悩みがバカバカしく思えて来る。
入った時にいた鳩が帰りにも同じ木に留まっていた。
ここの公園はサイクリングにもってこいである。
リタイヤした人が多い。
こんな好天の日はそれぞれの時間をつぶせる。
ベンチで読書をしているオジさん。お弁当を食べている老夫婦。
ひたすら走っているランナー。上半身裸で日光浴する人。
ツールドフランスで走る様な格好のウエアで自転車をこぐ人。
モデルを連れてきたプロカメラマンが公園をバックにモデル撮影していた。
レフ板も何も付けず撮っていた。
カメラの性能が上がったので何も要らないのであろうか？
いや、おそらくアシスタントを雇う金が無かったのだろう。
赤のTシャツを着てメタボ腹のカメラマンと白のブラウスに黒スカートで
脚のキレイなモデル。面白いコントラストである。
その面白い撮影シーンを取り損ねた。
何の為にカメラを持って行ったのだ？
