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法事

5月に実の父と母の13回忌と7回忌を済ませたばかりだが、今日は義父の法事だった。
そういえば母と義父が亡くなったのは同じ年だった。
法事そのものは、どの宗派も大差はないが宗派により形式があるようだ。
田舎よりこちらの方が当然費用が高く付く。寺は市川だったが。
こちらでは坊主が寺でお経を唱えてお終いだが、田舎では墓まで来てお経を読む。
寺の境内に墓があるのに墓には来なかった。慣習の違いか?
父と母は市営の墓地に入っているが、田舎では供養が終わった後、
寺と離れた墓地まで坊さんがバイクで来てくれる。
 
木曽路」は法事客で結構、混み合っていた。
和食のファミレスは法事客がお得意様なのであろう。
帰り、家までマイクロバスで送ってくれた。
 
わたすの育った所は天然の新鮮な魚貝ばかりだったので、養殖の魚は直ぐ解ってしまう。
養殖の魚は独特のくさ味があり噛切れが悪い。
周りが誰一人、魚に文句を言わないが、つい、わたすは「これ養殖?」と聞いてしまう。
鯛の養殖物など食えた物ではない。
出てきた魚はカンパチとハモと鮎が養殖物だった。天然はマグロだけか?
わたすは色々、聞きたがる迷惑な客なのだ。仲居さんが困った顔をしていた。
 
周りがすべて東京育ちの人だったから聞いてみた。
「田舎にはシシャモは無かったが、こちらは昔からあるのか」と尋ねたら、
私より年上の人達が「子供時代には無かった。飲み屋に行くようになってから知った」と言っていた。
そうか「シシャモはこっちでも一般的ではなかったのだ」と分かった。
 
流通の発達の所為だろう。ちなみに子供の時分、田舎では塩鮭が無く、
塩鮭だと思っていたのは鱒だった。今は当然、塩鮭もスーパーに普通にある。
何も天然で新鮮な魚が豊富にあるのにわざわざ北海の魚など食べなくても良かったのである。
ついでに言うとホッケも東京に出てきてから初めて食べた魚である。