“Have You Ever Seen The Rain” クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)の言わずと知れた代表曲である。
高校時代頃、ラジオから何気によく流れてきた物だ。わたす的には脳天気なカントリーソング位にしか考えていなかった。
しかしここでいうThe Rain は rain drop の「雨」では無くアメリカ軍がベトナム戦争で使用していた無差別殺人兵器 “ナパーム弾”の事だと言われてアメリカでは一時期、放送禁止になったようだ。
この曲はアメリカでは“反戦歌”として認知されていたそうである。アメリカも不自由な国だ ─── 2001の時もイマジンが放送禁止になった事もあるし。
そのような事が分かったのはつい最近の事で、高校の頃には一切情報が無かった。遅れていたのか?情報が乏しかったのか、両方であろう。
’70年初頭、アメリカと世界中で反戦運動が一気に高まり、アメリカはもうベトナムに資金も武器も供与出来なくなり、ベトナム戦争はホーチミン軍がサイゴンを陥落させて一気に終結した。
わたすはその時代をリアルに生きていたのだが、まるで猿のように、ノホホンとしか生きていなかった。オラだけではなく田舎では周りも全て猿のようなモノだった。
オラが「東京さ」出てきたのはもう反戦運動も学生運動もほぼ終焉しており、僅かにゲリラ的に「お茶の水」界隈でヘルメット被った学生のアジ演説や投石の跡があったのを覚えている。時代は “しらけ ” 時代に入りつつあった。
しかし、この曲を作詞作曲したボーカリストは「反戦歌として作った訳ではない」と後にブログで書いているので、それが事実であろう。
受け手が勝手に反戦歌と解釈したのであろうと思われる。