1月は行って2月は逃げて3月は去るの季節に成った。
巡るめぐるよ季節は巡るのごとくだ。
あれよあれよで齢を取り老けてゆく。あがらう事も出来ずに老け衰える。
後は最後をどうすべきか考える時が来た。
妻や妻の兄弟や親など墓も決めたらしい。オラはあの様な金庫のような墓や嫌だし
全く知らない人等の共同の墓にも入りたくない。
散骨が一番だ。太平洋の真ん中はイヤだ。少年の頃、遊んだ海岸がEー。
と言っても海岸には散骨できないらしい。
自分で散骨できれば言うこと無いが、こればかりはどうしても自分で出来ない。
3月は母親の月命日だ。面影は晩年しか無くなった。若い頃は宝塚歌劇団の学校に
行く筈だったのに可哀想に遠い親戚に反対されてオジャンに成ったらしい。
自分で決められる時代ではなかったのだ。
宝塚に行けば父親とも巡り合わず、わたすはこの世に生まれていなかったの
だども・・・
思い通り行かんのがこの世の中だ。