ホームページ http://mamo-007.sakura.ne.jp

高倉健インタビュー番組

 高倉健のインタビュー、ドキュメント番組が犬HKで二度にわたってやっていたので見た。この人は声が通るわけでは無く聞きづらく、演技が上手い訳ではない。てゆーか演技をしない人なんだと思う。自分だったらこう演ると決めているようだ。だから役に成りきれない仕事は断るしかないのだ。不器用なのだ。
 寡黙な役しか演らない。セリフの多いのは受けない。性格が真逆のタイプの役は演らない。だからどの役も同じようなタイプの人間になる。兵隊やっても、仁俠やっても、刑事やっても・・・。建さんが出ればストーリーが見えて来るではツマラナイ。
 
 「どんな役もこなせるという役者は役者では無い」と云うような事を喋っていたが ─── 違うだろ。渥美清のように性格と全く逆の人物も演ってみれば面白いと思うのだが・・・詐欺師役とか競馬の予想屋とか。競輪場の予想屋なんてピッタリだろう。ダメ・・?
 
 80過ぎて主演依頼が来るのもスゴいと思うが。ふつうは老人など主演には成れない・・・。明らかに高倉健主演でストーリーを作って持って来る。アメリカではこのような大まかな筋書きを考えてプロデューサーに売り込む専門職もいるらしい。
 建さんに断られるようなストーリーは書けない。高倉健が主演するなら、ある程度は観客動員が期待出来るのは解るが、“大ヒット” って事も無い。
 老人が主演する映画というのはそう期待は出来ない。「老人と海」は面白かったが。建さん主演で「老人と海」をリメークする手もある。オオーッ、その手があるぞ。漁師役は背筋がピーンと伸びてなければならない。これだと子供が一人と少ない出演者で済む。オラにもプロデュース出けるかも知れない。
急がねば・・・。