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クラッシュ

 6〜7年ほど前、バイクで入院するほどの事故を9月、11月にやった。それまで一度も入院など経験はなかった。
 最初の事故は頭を打ったらしく事故直前の5分ぐらい前から記憶が飛んでいる。気がついたのは手術室のベッドの上だった。トンボの目のような電球がいっぱい付いているライトの下で目を覚ました。1時間以上記憶が喪失している。
 目を覚まし、最初に聞かれたのは「自分の名前が言えますか?」だった。次は「自宅の電話番号を言えますか?」だった。それから30分ぐらいで家人が来た・・実際は2時間ぐらい経っていたらしい。自分は冷静だったが時間感覚が麻痺していた。
 手足にかなりの裂傷キズを負っていたが気がついた時は治療は済んでいた。
 CTスキャンで頭部を撮影され、異常は無いと言われたが「記憶が一時的に飛んでいるから、夜中に異変が起こると為すすべがないから念のため一泊入院しろと」言われたので初めて入院した。
 退院してからも1週間ほど胸が痛かった。レントゲンでは異常はないと言われたが肋骨に「ヒビ」が入っていたのだろう。ソファーに腰を掛けると立ち上がれなかった。
 立ち上がろうとすると猛烈に胸が痛む。ソファーから一度、床に這いつくばってから椅子等にすがって立ち上がったものだった。

 2ヶ月後、今度はトレーナーに轢かれ複雑骨折で半月入院、ボルト8本も入れられた。翌々月、足が動かないのでもう一度入院。1年後ボルトを抜くのに又。入院。
 結局人生で4度も入院したことになる。年相応以上ではないか・・。
 当時、笑い飛ばす意味でボルト8本入ったレントゲン写真を友人にメールしたが、今はそれを見る気にもならない。

 こういう事は忘れた頃、また起きるから注意せねばならない。9月はわたすにとって注意すべき月なのだ。20年ほど前、「朝のラジオで今日は9月9日、キュウキュウ(救急)の日です」とか言っていたその夜、まさか救急車に乗るとは夢にも思わなかったコトもある。