ちょっと古いが昨年2010年10月、10年振りぐらいで本格登山に行った。
7年ほど前、交通事故に遭ったので長いブランクがあった。
穂高からジャンへは25年振りだろうか。さすがに歳を感じた。
25年前は全然トレーニングもせずに何処でも行けた。岩登りも沢登りにも‥。
体力に変わりは無いと思い今回も何もせずいきなり登り始めた。甘かった。
上高地から歩き始め涸沢に至る急登で膝に来た。日頃の運動不足がもろに出た。
その日は涸沢宿、翌日北穂高から奥穂山荘へ。さほど長い距離では無かったので何とか持ちこたえられた。10月の北アルプスは寒い。北穂は朝、雪交じりのみぞれ。
その翌日、空荷で奥穂山荘からジャンダルムへ。
25年ほど昔、ジャンに登りたいと思ったのは写真集の一枚の写真からだった。
ジャンは昔と変わらず良かった。見るのも良いし頂からの眺めも良い。
10年前には生息して無かったヤマガールというのも今回の山行で初めて見た。
ジャンから奥穂へ戻り帰路に‥‥。そこからの下山がつらかった。痛かった。
同行者がいたので迷惑はかけられないと思い無理をした。
同行者がタフな奴だ。こっちがへたばっている時に風景写真をバシバシ撮る。
日頃、山に行っている奴は全然違う。写真は同行者が撮った物。
バランス感覚だけは変わらないと思っていたが悪くなっていた。
昔はバランスを失いかけると一寸踏ん張れば直ぐ立ち直れたが昔のように行かない。筋肉が落ちたせいだろう。
久し振りの涸沢も中々の紅葉だった。
次にここを訪れる機会があるのだろうか‥‥。
