NHKでやっている東京裁判は久しぶりに見応えがある。
数年前にやったインドのパル判事の番組が好評だったので東京裁判として
3カ国（日、カナダ、オランダ）共同制作にしたのだろう。
戦勝国が敗戦国を裁くと言う国際裁判の話だが史実に則ったストーリーなので
見応えがある。再現性ドキュメントとドラマの中間くらいか。
一話は面白かった。二話からパル判事が主になっていくのだろう。
結果は分かっているが経緯が面白い。
戦争責任を個人に求められるのか？がテーマになっていく。
戦勝国の判事らが自国の求めで被告全員に死刑判決を出すと思われていたが
パル判事の登場でドラマチックになっていく。
たまに良質のドラマも作れるが、NHKだけではチンケなドラマに
なっていたであろう。
多分技術的に大きく貢献したのだと思われる。
東京裁判の見慣れたモノクロ映像がカラー映像になっている。
コンピュータ・グラフィックを駆使しているのだが全く違和感がない。
あと三日だが楽しみが増えた。
と思っていたら、回を追う毎にツマラナクなってしまった。
最初の回が一番で後になっても盛り上がりに欠けたままエンドだ。
史実を曲げないで面白くすることは出来なかったのだろうか？
ドラマが終わった後のエピソードの方が面白かった。
4回全て見終わった後の感想 ──── 12月16日追記
