久しぶりに「鈴鹿8耐」を観た・・・テレビでだが。
鈴鹿サーキットで8耐を初めて観戦したのは30年以上前になる。
社員旅行だった。
当時、優勝したのはデビット・アルダナとマイク・ボールドインの組だった
のは今でも覚えている。
ワイン・ガードナーが鮮烈なデビューをしたのだったが・・・。
予選でコースレコードを2秒も縮めるタイムを出して「モリワキ」の
森脇社長が感極まって泣いた記憶が鮮明に残っている。
決勝は最初からガードナーが飛び出しワークスを寄せ付けず
ブッチギリだった。
しかし1時間もしないうちに転倒し最下位まで順位を落とした。
そこからモーレツに順位を上げた。もうチョットでトップに返り咲ける物と
誰もが思っていた矢先、再度転倒して万事休すとなった。
レースが面白かったのはそこ迄だった。
ガードナーはその働きでホンダにスカウトされ後にGP世界チャンプになった。
当時と比べ8耐が盛り上がらないのはどうしちゃったのだろう。
当時と比べ観客が激減しているのは映像を見れば一目瞭然だ。
当時はどのコーナーも満席だった記憶がある。
当時と比べバイクの人気が落ちた所為だがメーカーは海外を相手に
するしか無い。
今年はヤマハの圧勝だった。
スタート直後。17番のチームカガヤマはスタート直後先頭に立ったが
再三のトラブルで後退。トラブルが無ければ・・・
21番のヤマハがこの後17番をかわしてトップを独走。
トップ争いで面白かったのはここ迄。
2位、3位争いや4位5位6位争いはそれなりに面白かったがトップ争いは
無かった。
しかし観客は何処もカラガラだった。
メインスタジアムも企業が出した動員者が多い。
旗を振っているのは100%企業の動員者だ。
ホンダは何故勝てなくなったのだろう? 8耐はホンダの牙城だったのに・・・。
答えは簡単。勝てもしないF1に参入していて「人」も「金」もそちらへ
投入されているからだ。
ファクトリーチームが組めない状態なのだろう。