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甘くない野菜

野菜の不味さは以前書いたが、スーパーのキャベツ、レタスの不味さは
度を超している。
少年時代はキャベツにも甘みがあり塩を振るだけで食べられたものだ。
それは中学生くらいまでだったが・・・。
今のキャベツは芯が不味く食べられない。
 
トマトにしたって「フルーツトマト」「アメーラ」「あまいトマト」
以外は不味過ぎる。てゆーか、甘みがないからトマトを体が要求しない。
上の3点は高過ぎるのが難点だ。
野菜の命はほんのりした甘さなのだが最近の野菜は全く甘さが無い。
 
ある北海道の農家は農林水産省や農協の言いなりになり、
推奨される化学肥料、農薬を使い始めた頃から土壌がおかしくなったと言う。
ふくよかな土地がペッシャンコになったのだそうだ。
気づいた時には畑の土壌が1メートルも低く沈んでいたと言う。
その人は畑を放棄したそうだ。昔の朝日新聞の日曜版に特集されていた。
 
野菜に甘みが消えたのである。
「化学肥料や農薬を使った農業で収穫される野菜は甘い筈が無かろう」
と容易に想像出来る。
 
有機野菜は美味しいと思うが、やはり問題は値段だろう。
昔、安くて美味しい野菜を食べていた人間にはそこまで支払えないのが実情だ。
美味しい野菜はカレーに入れてもシチューに入れても美味しくなる。
野菜の味がもろ出るポトフなど最たるモノだ。
 
フルーツキャベツとかフルーツレタスなど出れば需要が有ると思うが・・・
家族はサラダにドレッシングを掛けて食べるが美味い野菜は塩だけで
十分美味しいのである。
フルーツにドレッシングを掛けないのと同じなのだ。



美味しい野菜の食べるシーンは「となりのトトロ」にあった。
バーちゃんの作ったキュウリを美味そうにかじっていた。
あの時代はきっと美味しかったのだろう。