人が馬に跨っているのにオス馬がメス馬に交尾している。
この映画の広告やチラシやWebなどにメインに使われる写真だ。
「ナンじゃこりゃ〜」と思わせる。
しかし、他の写真なら先ずこの映画を観に行く事は無かっただろう。
私も2度ほど写真を見たので気になり映画を観に出掛けた。
それ程、インパクトの有る写真だ。
この男が何故、白馬を殺したのか真相は想像するしかないが、
自分が犯されたと感じたのか？
それとも娘が貞節を守らなかった為なのか？ 馬に貞操は無いだろうが・・。
あるいは自分が笑いものになるからなのか？
エピソードは日常の中の非日常なのだろうか？ 非常識の中の日常か？
日常の中の非常識なのか非日常なのかは分からないが中々面白い。
アイスランドにあったエピソードや出来事を創作してつなげたのだろう。
馬の腹を剔って中に入り、暖を取って人が生き存えるっていう話は日本人には
想像を越えているが実話なのであろう。
「ニーチェの馬」という馬が出て来る「クソ面白くない」映画を観た後だから
この映画は十分楽しめた。
ストーリーの繋がりは無いが全体を通して退屈させない流れだ。
人間達の交尾の部分をもう少しネッチリAV風にやって貰いたかったが
そっち系では無いので期待してはいけない。
東京映画祭には中々面白い映画がエントリーされる。
