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アートとサカイ

昔、今の所に引っ越しをする際「アート引越センター」と「サカイ引越センター
両方に相見積もりを頼んだ。
 
サカイの方から電話が有り「どうですか」と聞かれたので「アートの方が
安かったからアートにしたよ」と言うとサカイは「アートと競合してウチは
滅多に負ける事は無いんですけど」と言っていた。
 
アートは見積もりを取りに来た営業は中年のオヤジで、サカイは黒スーツ姿の
若いネーちゃんだった。
サカイの若いネーちゃんは家具一つ一つ、電化製品一つ一つまでチェックする。
アートの営業は大まかで超大雑把。部屋部屋を見ただけで「どんぶり」で
見積もりを出した。
その中年の営業は、我々が4人家族で、何部屋で と大雑把に計算して
荷が標準より多いのか少ないのかを見定めて数字を出したのだろう。
客としてはこっちの方が気持ちがEー。
 
先に来たサカイの見積金額が分かっていたのでアートが下見に来て見積り額を
出された時「じゃー、お願いしますかね」と言って「8年前にもここに越して来た時もアート引越センターを使ったんだよ」と話した。
すると「そうですか、ヒイキにしていただいてるからさらに10%割引しますよ」
と言ってくれたのを想い出す。
ある意味、将来に繋がる営業をしていた。
この辺が若いネーちゃんでは出来ない事だろう。
一般的にサカイの方が安いのだろうが個々の営業の違いだな〜と思った物だ。
 
新築マンションだったので短期間に一斉入居な感じで混雑したが
アートはスタッフがシステマチックに動く。
マンション指定業者の引っ越し屋はチンタラやっていたのを想い出す。
その引っ越し屋はバイトが殆どなのは見れば直ぐ分かる。
 
アートの運転手は「指定業者の引っ越し屋の方が順番を優先される」と
ぼやいていた。到着しても2時間以上も待たされる場合もあるのだそうだ。
幸いにもウチらは到着してから30〜40分ぐらいの待ちで作業を始められた。
 
マンションへの引っ越しは指定業者などを使わず個々に見積もりを
取った方がEー。