今、使っている腕時計は20年ほど前、父に贈った物である。
安物だが、父はそのセイコーの時計を気に入っていた。
帰省した時に私が着けている時計を見て「なかなか、いい時計だな〜」と
言ったから東京に帰り同じ物を買って送ったのだ。
父は入院した時もいつも身に着けていた。
やがて父が亡くなり母は父がはめていた時計を仏壇の前に置いていた。
クオーツの電池が切れて止まったままだった。
その後、母も逝って兄弟で実家の整理をしていた時、弟夫婦が
何でもかんでもゴミ袋に入れてしまう。
仏壇の前に置いていた時計も止まっていたので棄てようとした。
それを見たわたすは直ぐに止め、持ち帰った。
汚れもなくキレイだったので私が使う事にしたのだ。
不思議な事に長い間、止まっていた時計が私が填めると動き出した。
3年以上、止まっていたのにだ。クオーツの電池式なのに・・・
まるで、時計にたましいが入った様な感じだった。
その後1年半ほど動いていた。
その時計はその後、2度ほど電池交換して今も使っている。
電池は3年以上持つが時計の革バンドの方は2年ほどしか持たない。
革バンドの方が高く、トータルすれば時計より高くなっているハズである。
腰に巻くベルトはわたすの場合は10年以上持たせるのに・・・
革バンドはヘタった革を交換すれば時計自体が新品になるのがEー。
わたすの場合、腕時計は昔からハズレが無く結構長持ちする。
最初に買ったのが高校1年の時だが、さすがに今は行方不明になっているが
自動巻なので出てくれば動くはずである。
20代に買ったラドーの手巻き時計は一日1分進む様になったので使わなくなった。
引き出しの隅に入っているが今後誰も填めないだろう。
手巻き時計は性格的に無理、自動巻も2〜3日つけないと止まるので無理。
やはり、クオーツしかわたすには合わない。
超高級時計は自動巻や手巻きが多いのでデザインが気に入っても性格的に
合わないので買う気にはならない(ヨカッタ)。
自分の性格がヨカッタと思う事は滅多に無い。