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台風の風

 今日は東京は朝から東からの風である。昼間、何度もベランダの植木が風により倒れた。夜になって北よりの風になっている。太平洋側では台風の時はまず東風、次は南風、その次は南西の風で西風になり最後は北西の風になる。
 台風は南西の風が一番風が強く、北西の風が吹く頃には弱くなって台風は行ってしまった事になる。日本海に住んだ事が無いのであちらの方は解らない。
 
 台風が来るとガラス戸に板を打ち付ける。台風銀座では普通にやることだ。東の方に打っても意味がない。東風は体したことが無いからである。南と西に板を打つのである。台風銀座にとって常識なのである。
 台風銀座で育ったから東京に来る台風など一寸、強い風ぐらいにしか感じられない。わたすが子供の時、海岸の近くで育ったから第二室戸台風以外は恐怖ではなかった。
 普段は静かな海だが台風でもないのに “大波” の時には波が2メートルを越える時がある。その時は波がドシーンと打つ時、家がミシ、ミシミシと揺れた。親戚が泊まりに来た時など恐くて眠れなかったと言っていた。
 わたすはそのミシミシが子守歌のような中で育ったから通常の自然災害には免疫が出来ているのであろう。
 台風が近づくと皆、海を見に行った。5メートルを越す大波が海岸に打ち寄せるのである。うねりが台風が来る1日前から始まるのだ。防波堤の安全地帯で大波を見物するのである。都会では絶対体験出来ない事だ。
 
 いつ来るか判らないが、南海地震が起きれば故郷は15メートルの津波が来るらしい。郷の家は海抜5メートルだから2階に上がっても無駄らしい。
 はたして生きている間に起こるのだろうか?