故郷の南紀は、えてして物価が高い。スーパーで売られている商品や
ガソリン、酒に至っても高い。
唯一安いのは野菜だ。
JAが催している産地直売所の「紀菜柑」だ。結構大きい。
農家がそこに自分ちで作っている野菜や果物を置きに来ている。
かなり安い。最近わたすの場合、みかんといえば「清見」が好物だが
そこには「清見」だけでも農家が5件以上持ち寄る。どこもタッパーに
一口サイズで味見出来るように成っている。
そこで全て味見をして袋に5個ほど入った清見オレンジを買って来る。
安いから2〜3の農家のを買う。
野菜だけではなく花も売っていて干物や魚も出ている。
菓子類もわたす好みの自然な味付けが多い。菓子類は県外産のも有る。
出来た頃は全く流行らなかったらしいが地道に続けて最近は盛況だ。
従姉妹に聞くと直売所に出して売れ残ると引き上げなくては成らないそうだ。
なので生産者は一日二度往復することに成る。しかし新鮮な食材が手に入る。
たけのこが安かったので思わず買った。高いのでも200円だ。
東京では600円以上する。三分の一である。
旧市街地では八百屋もスーパーも消えた。貴重な直売所である。
夕方の6時には店が終わるが・・・。
5年くらい前にはカードが使えなかったので行く度にレジ打ちの人に
「カードを使えるように責任者に言っておけ」としつこく言ったらカードが
使えるように成った。