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メガネ Ⅱ

壊れたメガネの修理が25日掛かると言われたのに10日弱で戻ってきた。
「こんなに早く修理出来るなら別の所で新調しなかったのに」と言うと
「ろう付けだから強くは無いです。直ぐ壊れるかも知れないので新調したの
は正解でしょう」と言われた。

この状態だったのだ。ボッキリと破断している。

「凸凹になるし見た目がもうひとつになる」と言われていたが溶接(ろう付け)
したところは分からない。ただ、ろう付けした箇所は銀色になったので
黒マジックで塗りつぶした。
 
このところ、起きている時間の半分以上メガネを掛けている。
いつの間にか顔の一部になりつつある。
初めてメガネを作ったのは三十前だろうか? 特注で作ったのだ。
 
昭和の時代バブルのはるか前、レイバン風の壊れたサングラスのレンズを
外し、手でゴリゴリと四角い枠を円くしたのだった。
空レンズで伊達メガネとして着けていたらインテリ風に見えると何処かの
社長に言われたのでそのメガネをメガネ屋に持っていき、これと同じデザイン
で作ってくれと頼んだのだった。
ジョンレノンの円いメガネを大きくした様なデザインだった。
メガネ屋を回ること3、4件目ぐらいで引き受けてくれた店があった。
トータル6万円だった。特注だからそんなに高いとは思わなかった。 
 
それを結構装着していたが、流石に大きすぎて時代に合わなくなり、その後
メガネデザインも割とEーのが出てきたので市販のにした。
 
自分の顔に合うデザインは大体判っているから店にあるメガネの一割ぐらいの
試着で済むが結構時間を掛ける。顔を選ぶことになるのだから・・・。