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“こはだ ”

 今日は色々動き回った。六本木、渋谷、目黒、浅草と目まぐるしかった。美術館2館と合羽橋道具街、目黒の回転鮨屋にも行った。バイク以外の移動では考えられない。
 今年初めて蟻さんが動き回っているのを見た。バイクの強制水冷ファンも今年初めて回った。一気に夏日になったようだ。
 2日前の嵐で染井吉野はほぼ終わり、色の濃い牡丹桜が三部咲きになった。
 わたす的にはツツジの咲き乱れる季節が一番好きなのだがもう少しだ。
 
 今日入った回転鮨屋で “こはだ ”を食べたが、今まで食べた中で一番美味しかった。初めて “こはだ ” が美味しいと思った。今まで食べていた “こはだ ”は酸っぱいだけだと感じられた。
 
 実の処、わたすは 14〜15年前まで “こはだ ”は鰯の酢漬けだとばっかり思っていた。ある寿司屋で “こはだ ”という名前が出てこず、寿司職人に「鰯の酢漬けの様なヤツお願い」と言ったところ「鰯の酢漬けは置いていない」と言われた。
 「そんなバカな 寿司屋の定番でしょう」と言うやり取りの後に 「こはだのこと?」と寿司屋に言われ、やっと “こはだ ”を思いだした。
 その時、初めて “こはだ ”と鰯の違いが解ったのだ。確かに 鰯と違い “こはだ ”は脂が少ない。「酢漬けにすれば鰯もこうなるのだ」という思い込みが有ったのだ。
 今後、 “こはだ ”を食べたくなったらまた「目黒」まで行かなくてはならない。
 
 街を歩くとマスクしている人は殆どいなくなった。杉花粉は終わったようだが、わたすはヒノキ花粉にも症状が出るので6月頃までマスクを外せない ─── 息苦しくってしょうがない日が続く。