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桑田の体罰意見

 昨日の朝日に桑田真澄がバスケ部の部員が体罰を受けて自殺した事の関連で「体罰批判」の意見を語っていた。
 「スポーツ馬鹿」「カネの亡者」かと思っていたら、かなりまともな意見を述べていた。自分の体験した事も含め語っているから説得力がある。
 
 ・・・・「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で起きるのが体罰です・・・スポーツでもっとも恥ずべき、ひきょうな行為です。殴られるのが嫌で野球を辞めていく仲間を何人も見ました。スポーツにとって大きな損失です・・・とある。どの一文を取っても心に響く物があった。同感である。

 ・・・・殴ってうまくなれるなら誰でもプロになれます。わたしは、体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました。「愛情の表れなら殴ってもよい」と言う人もいますが、私自身は体罰に愛情を感じた事はありません。・・・・ もっともな桑田の意見だ。
 
 わたすも些細な悪さで教師から殴られた事を想い出すと、今でもハラが立つ事がある。桑田も含め、殴られる事に嫌悪感を持つ人間は沢山いるのだ。
 
 わたすが中学以来、運動部に入らなかったのも、あの上下関係である。先輩後輩の上下関係などクソ食らえだと思っていた。運動部の度を越した大声の挨拶など「やってられるか」と思った物だった。
 
 わたすが中学に進学した時に友人達から何所のクラブに入ったのかと訊かれ「美術部」だと答えると一様に相手の目がハッと見開いたようになり口も開いたままになり、その後「何でやー?」と言う問いがあった。
 
 中学のクラブ活動選択で、運動がよく出来る子は運動部、出来ない子は文化部という不文律のようなのがあった。
 色々、誘いがあったが運動部の体質がまっぴらゴメンだったのだ。
 その後、運動をしなくなったわたすは運動会の短距離走で多分、一位になるだろうと思って走ったがゴールしたら3、4番だった。あまりにショックを受けた一日だった。「科学部」に入ったわたすと同等の足の速い奴も一着に成れなかった。「日頃鍛えていないと遅くなるわ」と実感した時だった。
 
 
12月に温室に入れたハイビスカスがやっとこの冬、花を咲かせた。夏より色が濃過ぎだ。夏は一日で終わるがこの時期は3〜4日持つのである。