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中華鍋

 フライパンや中華鍋を20年も使っていると真っ黒になる。こびり付いたのがチョッとやソッとではオチやしない。紙ヤスリで擦ったぐらいでは、どうにもならない。油や醤油が焼けて焦げてコビリ付き、その上に又こびり付いているのだ。先日、安い物だから買い換えようと思ったが、テフロン加工以外の物を一度グラインダーで磨いてやる事にした。
 家にはこういう電動工具が揃っている。おまけにBird Bird を作る時に使う木工工作用の工具もある。時間は掛かったが地肌が出るまで削り磨いた。我が家のフライパンや卵焼き器は銅製なので不気味なほどピカピカの赤銅色になった。中華鍋は鉄の銀地色が出てきた。
 さっそくチャーハンや野菜炒めなどを始めると、なんと 返しや煽りが上手くいく。具材が滑る様に舞い上がる。今までナベの煽りや返しのテクニックは腕の所為だと思っていたが道具の所為でもあったのだ。「こびり付き」が摩擦をおこし、滑らずに料理を不味くしていたのだ。フライパンも包丁と同じで、磨きが必要なのだと気付いたのだが・・気付くまで何十年掛かったコトか?
 包丁は切れなく成ると直ぐ研ぐが、フライパンは使い終われば洗って焼いて油を塗ることしかしないので「コビリ」は放っておいて諦めていたのだ。しかしコビリ落としは電動工具が無いと絶対出来ない。20年も使ったフライパンのこびり落としは、時間と労力を考えると買った方が安く着く。
 銅鍋はコーティングのしていない物は手入れが大変だが、磨き直せば新品に成る(新品は錫のコーティングをしていたかも?) 中華鍋はプロが使うマネをして荒っぽい扱いをして来たのでデコボコが残り新品には戻らなかった。