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John Coltrane & Johnny Hartman

昨日の続きだが。ジャズ喫茶で昼間この曲をリクエストする者はいなかった。

夜聞く音楽だ。バーなので流れているのがベストだが・・・

わたすは子守唄代わりにスリープ機能で聴いている。

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https://www.youtube.com/watch?v=ecrE80rnjhw

この曲はジョニー・ハートマンのボーカルが前面に出てコルトレーン

伴奏を担当しているのだが役割がフィフティ フィフティあるいは

イーブンイーブンだ。コルトレーンがテナーで吹きまくってるが自制して

いて伴奏者としてわきまえているのが分かる。

ハートマンのバリトンボイスとコルトレーンのサックスが見事マッチしていて

名盤に仕上がっている。

ハートマンが歌っているときはコルトレーンがテナーをフェードアウトする。

テナーとボイスが重なるということが無い。

ハートマンが歌っているときは伴奏がピアノとベースとドラムだけで

このアルバムではコルトレーンも歌手的な役割をしているのだろう。

お互いを尊重してルールや掟を決めたのだろうか?

 

僅かにハートマンがスラーを掛けて伸ばしている時にコルトレーンが低い音で

伴奏している時が有るが耳を澄まさないと聞こえない。

個人的にはもう少しお互いが音のクロスする場面が多い方が良かったのだが・・・

 

コルトレーンは音を途切れさす事なくスラーで演奏するタイプだ。

若い時は音を切るソニーロリンズの方がビート感が効いて気に入っていたが

歳を重ねると音を繋ぐコルトレーンも好きになる。