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革かばん

スケッチブックや書類などを入れるバックが壊れたので駒込のカバン工房に
これと同じデザインで作ってくれと頼んでいた。
壊れたというより生地に張り付けている合成革が剥がれて来たのである。
肩に背負うデイパックを長方形にしてペシャンコにしたようなスタイルだ。
 
この工房には簡単な革の縫製を頼みによく行くが本格的なカバン作りの
注文は2度目だ。
13年の4月8日に書いている。
 
今年、桜の花の満開になる頃に頼んだが、そこのオバサンは
「今、一杯注文が入っているので何時出来上がるか解らない」と言っていた。
7月には「取り掛かれそうにも無い」と断りの電話も入ってきた。
要するに「ヤリたく無い」のであろう。
しかし「急いで無いので何とかやってくれ」と頼み、気長に待っていたら
一昨日、電話が入り「出来た」と言ってきた。5ヶ月も掛かった。
昨日取りに行った。出来上がりはまあまあだ。
 
それまで使っていたのは綿生地にビニールのような化繊を付けて革の
風合いを出して、かどかどを革で補強していた品物だった。
今回頼んだのはオール革で作ってもらった。
色も茶色からブラックにした。「革も凸凹が有ってしっかりしたモノ」と
注文を出した。そこの所はすべて要望通りだった。
 
しかしデザインが面白く無い。ほんの僅かなミリ単位の絞りが足らない。
ファスナーも黒で黒の革に黒では面白みに掛ける。
見本に出したのと同様、真鍮の金色でお願いしたい処であった。
裏地も黒ではなく明る目の色の方がの良かった。
これはこちらもしっかり指示をすべきであった。
わたすもデザイナーなのでウルサイのである。
 
これはオバサンに言った所ではじまらない事なのだ。
オバサンはオバサマ専用のバックを作っている。

オバサンには無理を言って作って貰ったから充分にお礼を言って大事に
持ち帰った。
 
強そうな革だから一生使えるだろう。
使うたびに味が出てくるとEーのだが・・・。