今年、初めてスーパーにメジマグロが出ていた。
国際条約で本マグロの幼魚の捕獲は制限されているのでもう食べられないかと
思っていた矢先だ。先日もニュースでやっていたばかりだ。
柵で540円だったので迷わず買った。スーパーあおきに出ていた。
あおきには滅多に行かないから知らずに出ていたのかも・・・。
我が故郷ではマグロのことをシビと言う。或いはヨコワだった。
てっきりシビというのはキハダやビンチョウマグロだと思っていたが、
今日食べたのは子供の頃食べたシビそのものだった。
子供の頃、近くの漁協にはシビしかあがらなかった。
シビはカツオ漁の時にカツオに混じって釣れるのだ。
シビがマグロのことだと分かったのは中学坊主の頃だったか？
本マグロと違って赤みが薄く透き通っているのが特長だ。
子供の頃食べたシビはキハダやビンチョウとは違っているような気がする。
黒マグロ（本マグロ）は魚屋さんでは売っていなくスーパーにしか
置いていなかった筈だ。流通の問題だろう。
母は毎日売りに来る行商のオバサンのしか買わなかった。
行商のオバサンたちはその日の朝、漁協にあがった物しか売りに来ない。
明らかにスーパーのと新鮮さが違っていた筈である。
メジマグロは幼魚なので脂が乗っていない。トロの部分も無いに等しい。
刺し身にすれば見た目でも脂が乗って無いのが分かる。
子供の頃は毎日食べても飽きが来なかったモノだ。
魚嫌いだったのにシビは結構好きだった。
