大捜索隊を2度も編成して捜索したにも拘わらず結局発見出来なかった。
大捜索隊がマイクでガナってもビラを撒いたところでノコノコ出てくる
訳がない。
しかし鈴木 紀夫さんが一人でルバング島に出掛るとあっさり出て来てしまった。
発見者の鈴木紀夫さんは当時「時の人」だった。
今で言うフリーターで定職を持たずバイトで金を貯めては世界中を
ヒッチハイクしていた人だ。
当時は「鈴木青年」と新聞で書かれていた。
テレビではもっと間抜けな顔をしていた様な記憶が・・・。
夢は小野田少尉と雪男（イエティー）を発見する事だと語っていたらしい。
小野田氏は発見出来たが10数年後、雪男を捜索中ヒマラヤで遭難死した人だ。
当時、そういう生き方のほうが面白そうだと思ったものだった。
今でも羨ましいと思うが親も理解が有ったのだろう。
遭難死の後、母親が「よかったなと思いますよ。いいじゃないですかねぇ、
自分の好きなことやって」と語ったらしい。
ウチの親なら許さなかっただろうが鈴木青年は誰からも縛られない人だった
に違いない。
わたすのあこがれのスナフキンに近い人かも知れない。
