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スコットオイラー

と言う名前のバイクの自動チェーン給油機がある。

↑ネットから・・・先端部。その内自分のを撮ろう。
このチューブの根本に複雑なシステムが有る。
 
トータル1.5諭吉ぐらいだった。 
もう10年以上使っている。前のキャブ車から引き継ぎである。
一々、チェーンに注油しなくて良いので、ものぐさ人間は最適だ。
製造元は英国のScottoiler社だ。
日本の“セイコーネットワークシステム”という所が販売代理店をしていた。
たしか4〜5年前までは・・・。
その会社は大阪でかなり親切で丁寧な人がやっていた。
 
処がいつの間にか電話しても繋がらなくなった。
たまたま繋がったので聞いてみると「色々あって代理店を辞める事に
しました」と言う。
その色々な事情とは深く聞かなかったが大体想像出来る。
 
たった一人で細々と代理業を営んでいる事は想像出来た。
代理店契約更新の為に色々書類を提出しなくては成らないのだろう。
契約料や商品の価格の事やマージン率、その他、諸々の諸事情が出て来たので
あろう。

日本でも下請けが大元に色々と提出書類を出さなければならない。
資本金に売上げ金、従業員数等々・・・諸々。毎年提出しなければ
下請け登録も出来ない。それが個人であってもだ・・。
 
前にいた会社でも、その提出書類の多さと煩雑さに「やってられないよ」と
言う業者もいた。
下請け業者が “Winny ”で情報流出させてから滅茶苦茶、審査が厳しくなり
既存の外注を含め全て見直され下請け業者の所に上役が面談に行く事もあった。
ウイルス対策が万全かどうか “Winny ”を使用しているか等・・・
バカバカしさを通り超していた。
わたすがいた会社が全て稚拙過ぎただけだが。
 
そんな事が理由であるのか全く分からないが、セイコーネットワークという
日本の販売代理店は代理業を辞めた。
今、スコットオイラーのパーツやオイルを注文するには英国のスコット社から
直接通販で買うしかない。英文なので煩わしい。
オイル自体は高くは無いが送料がバカにならない。
オイルは1L:10ユーロ未満だったが送料が16ユーロだったと思った。
 
一度だけ利用したが純正オイル以外でも代用出来る筈だと思いネットで
調べると「チェンソーオイルで代用出来る」とあった。
早速買って試した。
 
ネットでは「チェンソーオイルは透明なので給油されているのか目視で
分かりづらい」と有ったが正にその通りだった。
そこでオイルに色を付けてみようとした。
 
検索したが情報は皆無だった。超ニッチ過ぎるからである。
仕方無く自分であれこれやってみた。
インクジェットプリンターのインクが一杯余っている。
先ずこれをオイルと混ざるかテストした。
 
最近エプソンのプリンターが故障して修理不能なので、かなりインクが
余っていたのだ。
結果は混ざらなかった。
 
次に油性マーカーの補充液を考えた。
アマゾンで油性マーカーの補充液の赤を注文した。送料無料の168円である。
試したが混ざらない。油性なのに・・・
 
仕方無く「オイル染料」で検索するとやっと出て来た。
早速、雷門の染色剤店で買ってきた。電話に出た中年のオッサンの話は
よく分からなかったが、お店の若い店員は製品について理解していた。
触媒や溶剤無しでも染料とオイルが混ざると言う。
混ざりづらければオイルを加熱しろと言う。
 
帰って試すと平温でも混ざった。
染料10グラム:540円也。個人ユースだと100年は持ちそうだ。

赤を買ってジャム瓶で試した所、サラダオイル色が美味しそうなドドメの
ワインレッドになった。氷シロップと間違ってしまいそうだ。
ワインだと思って飲むかも知れないし・・・。


↑出掛ける前、この位の流出量が丁度Eー。
スプロケットの段差の所に溜まる量で出具合を確かめる。
平らなスプロケでは見極められない。
 
純正の夏用オイルとほぼ同じ色だ。
スコットオイラー社もオリエント化学の同じ染料を使っているのだろう。
もう少し派手なスカーレットにすれば良かったと反省。

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