おでんのシーズンになった。田舎に売っていなかった物に「ちくわぶ」がある。父が生前、この“ちくわぶ ”を時たま、リクエストしてきた。関西には売って無かったのである。これだけは、私には理解出来ない食べ物であった。竹輪は好物なのだが・・。
関西人で“ちくわぶ ”が好物だと言う人は私の知っている限りいない。父は12〜13歳頃から東京で育ったのだ。
わたすの妻は江戸っ子なので “ちくわぶ ”は平気らしい。わたすだって父が東京で育たなければ納豆は食べられ無かったかも知れない。
おでんを摘みながら日本酒を飲む季節なのだが、私の好みの日本酒はあまり肴とは合わないのだ。肴と合う日本酒はサラサラとした淡麗よりもどっぷりとしたコクのある日本酒の方が合うのであろう。ワインも同じだ。今が旬のサラサラ感のボジョレー・ヌーボーなど料理に合わないのである。
日本酒はもう少し待たなければ、わたすの好みが出てこない。