わたすの自転車は前後サスペンション付きだ。いわゆるマウンテンバイク つーヤツで買ってから14〜5年経つ。
それに買い物カゴを付けてハンドルをママチャリハンドルに換え、ふんわかサドルにし、ロード用タイヤにして、バックミラーも付けている。ハンドルが手前に15cmと上に20cmアップだ。
かなりEーのだ。てゆーか かなり変わっている ── いやカッコE−のだ。
乗り心地はロールスロイス並である。もっともロールスロイスは乗ったことが無いが・・・世間一般に「ロールスロイス並」とは最高の乗り心地の例えであろう。
これに慣れると他のどの自転車に乗ってもゴツゴツとお尻も躰も痛くて乗れたものではない。
いま住んでいる所は運河が多く、坂がつらい。あと何年かすれば電動アシストで、サス付きでないとダメだ。でもそんなモノはどこにも売っていない。電動自転車は子供を前後に乗せるママチャリだ。あのデザインは我慢ならない。「男が乗るデザインじゃない」
想えば40年ほど前、近所に住む伯父が同じ様な事を言っていて、ずーッとゴツイ “ 三丁目の夕陽 ” に出てくるような配達に使う実用車に乗っていた。玄関先に置いていると風格さえ出ていた。
あのオジもダンディズム魂を持っていたのだ。「いい大人がママチャリなんどに乗ってはいけない」のである。C・ブロンソンやジャン・ギャバンがママチャリに乗っていたら周りが泣くだろう。