ホームページ http://mamo-007.sakura.ne.jp

牡蠣 2

 年中、生ガキを食べさせる店がある。夏は南半球から仕入れているらしい。でも気分的に夏に牡蠣は食べたいと思わない。東京でも東北か北海道あたりから仕入れ、夏でも食べられる牡蠣があるそうだが遠慮しておこう。
 まだ20代後半の時だ、仕事で牡蠣の殻付きイラストを描かなければ成らず、社内のイラストレーターに描かせた。すると「ナンじゃコリャー」と言うような絵が出来てきた。「どう見ても牡蠣に見えない、チャンと描け」と言うと、そのイラストレーターは「牡蠣の貝殻など見た事が無い」と言った。今のようにネットなど無い時代だ。「じゃあ、これから牡蠣を食べに行こう」と有楽町のレバンテに夕食を食べに歩いて行ったことが有る。食べ終わって、その殻を貰いイラストを描かせたのだ。食品メーカーの冬用の牡蠣レシピの仕事だったかと思う。当時、残業代も出ないのに夜遅くまでやっていたなあ〜。レバンテは秋は結構早くから出し、春は遅くまで牡蠣料理を出していた。
 わたす的には牡蠣は生ガキをレモンをしぼって2〜3コぐらい、筏焼きで2〜3コぐらいが丁度良い。もちろん酒を呑みながらであるが・・。フライは余程、調子が良くないと食べようと思わない。カキフライはビールしか合わないし。
 家では殻付きの牡蠣は高いので、ビニール入りの生食用の牡蠣を串に刺して焼き鳥のように火で炙り食べるのが好きなのだがメンドクサイので滅多にやらない。