昔から原子力には拒絶反応がある。何故、原子力発電が堂々と発電システムの主流に成れたのか・・？
わたすも騙されていた。広島や長崎で充分、学習している日本人なのに原発をなぜ容認したのだろう。これは福島県人に言っているのではないのだ。殆どの日本人は福島の事故を県民の自業自得だと思っているのではなかろうか？ 金に目がくらみ、誘致派に貴重な一票を入れてしまったのだ。しかし今、殆どの福島県人は後悔しているのだと思う。あの時に原発推進派の佐藤 雄平になぜ投票してしまったのか、原発反対の立場になった佐藤 栄佐久を擁護すればよかったのに・・。
あらぬ容疑で逮捕起訴された栄佐久は堪らない思いだろうと推察できる。全て国策捜査だったのだ。犠牲者は佐藤栄佐久ではなく福島県民なのだ。
最初に戻るが、私も“核融合”とかの呼び名に惑わされた一人だ。昔、ある似非学者が「核爆発と核融合とは違う、核融合は核爆発と違い放射能をまき散らさない安全だ」と言う言葉に見事ダマされてしまった。放射性廃棄物は何万年も残るのだ。子々孫々に関わる事なのだ。反省して済むことではない。
村に原発を誘致すれば莫大な補助金が入る。その金で巨大な箱物を作ってきた。こんな町に必要無かろうと思われる多目的ホールなどだ。原発をやめれば補助金が無くなるからその施設の維持費用も支払えないと言うではないか。維持運営に村や町の予算が消えてしまうほどの箱物は必要無かろうが・・。
豊かに成ると騙されて原発を誘致し、補助金の使い道も間違い、将来のために何一つ遺産を残せず、負の遺産しか残せなかった地方自治体である。
