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農家の良識

 静岡の緑茶葉が規定以上の放射性物質が検出されフランス政府はが輸入禁止にしたと言う。東北の物は表示が義務づけられ静岡は対象外だったそうだ。
フランス政府は当然のことをした迄で、日本が逆の立場なら同じ事をするだろう。イエメン・コーヒーのモカマタリが農薬検査で数年前から日本は輸入禁止にしている。海外へは規定値以内の物でないと出荷されず国内は縛りが無いのか?
 しかし何故、静岡茶なのか? 生産地が茨城や千葉の茶葉を静岡が買って緑茶に加工しているだけなのである。1ヶ月前に千葉の茶葉生産農家が放射性物質の計測を拒否したというニュースが出ていた。それを見た時、今後千葉産のお茶は絶対買うまいと思ったが、流通で何処の産地か分からない仕組みになってしまっている。結局のところ宇治茶にだって放射性物質は検出されることになる。
 口の中に入る物だ。安全な物を提供しなければいけない農家の良識が疑われる。農家だって加害者になりつつあるのだ。全て測定値を表示すべきだ。そうすれば福島の野菜だって安全値なら購入するだろう。
 もう九州だって放射性物質が検出されている。私の住んでいる江東にも高レベルの放射能が検出されている場所がある。このまま だだ漏れの状態が続くと本当に移住する日が来るかも知れないのに日本人は殆ど危機感を持っていないのだ。
 同じフロアに住んでいるアメリカ人一家と中国人家族は原発事故後あっという間にいなくなった。