お昼ごろ里山の原風景的な番組をBSでやっていた。
里山というのは自然に出来るものでは無い。
人が自然と調和して手間暇掛け作っていく物だということをスタジオ・ジブリ
の映画で知った。「おもひでポロポロ」だった。
今日TVで見たのも人が100年200年300年と掛けて作りあげている。
里山は人と共栄共存しなければ成り立たないのだ。昆虫も鳥も魚もカエルも。
一番印象に残ったのは田んぼの真中に巣を作った鳥だった。
田植えのシーズンが始まり大型トラクターで田植え作業が進行していて
田んぼの中の鳥の巣に迫っていた「あ、鳥の巣が壊される」と思ったが
トラクターは鳥の巣の真上で止まり田植機を上にあげ動かした。
耕うん機がが鳥の巣を壊す事無く田植えを行ってその後、耕うん機に乗って
いた人が巣の土手周りを補強して行った。
「グッと来た」シーンだった。ケリという鳥らしい。
この鳥は害虫を食べてくれると言う。
人にとっても有益な鳥なのである。まさしく共栄共存だ。
「いいなあ〜、里山も」
しかしどんどん里山が無くなっている。
田んぼや畑で耕作止めて荒れ地になると里山が一気に消滅する。
母の実家も田んぼが見えなくなった。ということはトンボもカエルも
ザリガニも小鮒も消えたということだ。
番組はそんな深刻な話は一切無く、美しい映像がメインだった。
進行役はカメラマンと中年の女優だった。
ジャリタレやお笑いを出さないから好感持てた。
あの番組にジャニーズ系やお笑いを出すとチャンネルを変えたはずだ。
そこ迄、劣化してないと言う事か？犬HKも。
ま、2年前の再放送だったが・・・。
