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文豪の食彩

BSジャパンでやり始めた番組の第1回目は太宰治永井荷風を取り上げていた。
漫画コミックのドラマ化らしい。

彼らの食の情景や苦悩、通ったお店やメニューを紹介している番組だが
中々面白かった。
しかし太宰も荷風も二人とも食通とは言い難い。
 
太宰は “食通”とは “大食らいである”と言っているのは当たっていると思う。
わたすなんか直ぐお腹が一杯になってくるので食通とは言い難い。
2〜3口で「もう良いわ」となるのは食通とは言えないのだろう。
 
昔のTV番組で開高健が食べる事にすごくどん欲だった事は良く理解出来物だ。
 
時たま二次会で行ったバー “ルパン”が出てきたが、そこで撮られた太宰の
有名な写真が飾られているとは気が付かなかった。
今度行った時に確かめてこよう。
 
太宰と荷風が通った店は今も営まれていてインタビューされていたが、
そんなに行きたいと思わなかった。行けばガッカリする事だろう。
当時は美味しくても今は時代に合わないのではと想像出来る。

しかし出演者の勝村政信温水洋一も食べるシーンであまり
美味しく食べていると見えないのが今ひとつであった。
もっと美味しそうに食べてもらいたい。「ウマシ!」などと表現しても
ちっとも旨さが伝わってこないのは残念な所である。
 
「本当に美味しければ演技などしなくても表情に出る」と言ったのは
市川崑” 監督だった。てーコトはあそこの料理は今一って事か・・?
それとも演技がヘタッピなのか ・・? 両方だろうおそらく。
 
次回から川端康成や芥川や漱石などが出て来るらしいが楽しみだ。