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健忘症

 このブログは何の為に書いているかと言うと・・・ボケ予防がある。日記にもなる。コミュニケーションもある。備忘録でもあるし回顧録とも言える。エンディングノートの意味もある。遺言と言う解釈も出来る。しかし「訓練」の要素も有るのだ。何の訓練かというと、小説家になる為の訓練なのだ ─── 笑っちゃいました?
 もう、「アートは飽きた」とは言わないが・・最後に小説を残しておこうと思う様になった。その訓練なのだ。「さあ、書こう」と思っても適切な言葉が出てこないからだ。
 
 私の父はシナリオライターが夢であったが、叶わずに終わった。“月刊シナリオ”や“月刊ドラマ”の新人応募で上位まで行くのだが一等賞は取れず、デビュー出来なかった。亡くなる何年か前に、それまで書き溜めてきた原稿で気に入ったのを自費出版したが、父には悪いが、とても 面白いと言える代物ではなかった。おまけに誤植だらけで、田舎の印刷屋には校正・校閲する人はいなかったのかと思う。
 父が会報などに書いた短編随筆の方がずっと面白く、何故そっちを載せないのかと思ったが一般受けする内容ではなかったのだろう。
 
 私の場合は最初の5行さえ書き出せれば後は勢いで何とかなると思っていたが、その書き出しと プロットがある朝、トイレに入っている時、突然出てきたのだ。思わず「やった!これだ!」と思った。しかし それをメモしておけば良かったのだが内容を忘れてしまって何日、経っても思い出せない。
 アルツか、健忘症か、ボケか、脳軟化症か? ─── 全く思い出せないというのは腹が立つやら、情けないやら。それとも「夢のつづき」だったのだろうか?
 元々、記憶力は自身の無い方だが、ひらめいても、内容を1〜2分で忘れ去ることがある。何を始めるのも早い時に始めなくてはならないのだ。