朝、向田邦子原作の「父の詫び状」演っていたので観てみた。
脚本がジェームス三木なら観るしか無いだろうと思っていたが・・・
昔、観たはずなのだが記憶が無い。父親役の杉浦直樹は何となく覚えている。
しかし、ちっとも面白く無く途中でサーフィンに変えてしまった。
カミナリ親父の杉浦直樹が上手くない。演出の問題かも知れんが・・・
観ていてカミナリ親父にユーモアが無い。
元々、上手い俳優では無かったが・・・向田の実際の父もそうだったかも
知れないが、ミスキャストだ。
あの時代なら緒形拳だとか藤岡琢也とかいたはずだ。二人ともそれぞれ
仕事が入っていて主演出来なかったのだろうか?
惜しいな〜どっちかならドラマに入っていけたのに・・・
ジェームス三木も渾身の仕事だとは言えない。この人も一杯仕事を抱えて
いたのだろうか?
小説を読んだことが有るが自身のエッセイ集だが結構面白かった。
何処を小説から引張り上げるか脚本家の仕事なのだが、つまらない話が多かった。
今、観ると頑固親父なんか興味が無い。親父にバランスを置き過ぎた。
見ていてムカついたよ。戦争前の話だが、もっと情けない親父にすれば良かった
のだが・・・。オラなら、あんな家庭に育つと18前に家出していたな きっと。
34年前のドラマだから仕方ないか。
向田の「阿修羅のごとく」も最近やっていたが、今見るとイマイチ感が拭えない。
演技もお芝居ごとでリアリティーが無いのだ。