明日は間違いなく梅雨明けだ・・・結構長かった。
ここで梅雨明け宣言の発表である・・・個人的だが。
空が無い日が続いた。やっと晴れる。でも急激に高温に成る。
梅雨が長引き冷夏だったので今年は残暑が凄いだろう。
真夏の8月が9月10月まで続くと言うことだ。
4〜50年前までは夏は夏、冬は冬の気温だった。
二酸化炭素の影響だろうか?異常気象が続く。
故郷南紀の少年時代は温度計を見ても夏28度を超えることは稀だった。
温度計を外に持ち出し虫眼鏡で太陽の光を集めやっと30度にした事が
あった。昔住んでいた家は昼は海風が家に入って来た。
松林が海の方まで生えていたので海風が松林にあたり湿気が取れて昼間は
涼風だった。
夜は山風が入ってくるので扇風機が要らなかった。簾だけで事足りた。
ところが第2室戸台風で大被害を受けた我が町は松の樹が風で折れ、
波で持って行かれ、住んでいた家も急に暑くなり翌年、扇風機を買う
羽目になった。
松林は熱風を涼風に変えてくれるのである。
単なる防風林では無いのだ。
今では道がアスファルト化され真夏に外出など出来なくなったのだ。
東京と同じだ。
住んでいた田舎の家は屋根の上まで松の枝が覆い松の葉が屋根に落ちて雨樋を
詰まらせる。父は何度もハシゴをかけて屋根に登り松の葉を取り除いた。
わたすは降りる時は面倒なのでハシゴを使わず屋根から飛び降りた。
驚いたのは周りの方だった「小学生が屋根から飛び降りるって」と
いう感じだった。こっちは何ともなく、周りもそんな物かと言う風だった。
親が屋根から飛び降りたら捻挫や骨折をするだろう。
忍者では無いのだから・・・
屋根に何度も登った父は松葉を取り除くより雨漏り修理が主だった。
業者に頼むお金が無かったのである。
一時は雨漏りを受けるバケツや缶やら洗面器やらどんぶり等が10個近く使った。
何度、屋根瓦の隙間にしっくいを詰め込んでも雨漏りは治らない。
おまけにしっくい修理後の見てくれが悪い。
父はかなり不器用な人だった。